今野華都子のキレイの素!~美しさは優しさを創る~

2009年04月28日

心の香る人

ふじ.png

【心の香る人】


香木をたくに、まことの芳しき気は


烟(けむり)の 未だ微少(いささかも)

立ちのぼらぬ先に 迸(ほとばし)り出づるなり。

人の心の匂いも また しかりなり


その人の一念 われにむかいて


まことに やさしく 美しき時は


その人 いまだ口を開きて 言葉を出さず


身をもて 行いを 示さずといえども はや


その 優しき 美しさの あふれ 迸りて


わが 胸に浸み透る 心地す


この心の匂いの いつもめでたき人をば

徳のある人とは 言うなり

幸田露伴
「洗心録」より


りんご.png


この文章を したためた はがきを

ほほえみ ながら

そっと手渡して くださった  

その人はまさに


心の香る人

春の夜

生かされていることに

涙す


ありがとうございました


投稿者:今野華都子 | 09:50 |この記事へのコメント(0) |トラックバック(0)