2006年03月30日
達人
私たちは施術中、お客様から色々な話をお伺いする機会がある。
○○チャンピオンというタイトル保持者のダンスの先生からお伺いしたこと。
「私は、この世界ではすごく年上なの、私の年で現役を続けている人はもう少ないんです。」
と言うお客様は、こんな興味深い話を聞かせてくれました。
「2回よ。今迄ダンスをしている中でたった2回だけ思うように踊れたの。」
「ふ~ん長年踊っていてもそう感じるんですか?」
「そのうち1回がチャンピオンになった時で、
もう1回はつい最近、練習で踊っている最中に突然そこに行ったの。」
「その時は肉体の重さを全く感じなくてね。
体を動かすのは骨、筋肉なんだけど重さから解き放たれて、
そう、蝶のように軽いのよ。
なんていうか意識だけが肉体を超越して異次元空間にいるという感じなの」
「体はここにあるのだから異次元空間に瞬時に行けるのは意識だけ。一度得た感覚なのでまた出来るのかと思うわよね。ところがそうもうまくいかないのよ(笑)」と、おしゃっていた。
音楽を良く聴こうとか、うまく踊ろうという雑念が一切無くただ心地よく舞っていただけ?
何度も練習し体が覚え、すべてが浸透していき、、体と心のどこにも力みが無い状態?
音楽と体と心が完全に協和した状態だろうか?
私たちも毎日ほとんど繰り返しの中で生きている。
意識して行動し、それが潜在意識の中まで浸透すると、
意識と無意識の境がなくなって、そこを自由に行き来できる。
やがて無意識で行動してもぶれない、心と形が形成されている。
あるところに到達した人が身につけている空気は
心の中と同じく 静かで澄んでいる、空気が違う。
目の前に小ざかしさが無いので、心が穏やかで波立たない。
私たちは、何も特別な才能である必要は無い。
ただ普通に生きることの達人でありたい。
コメント
comments(3)
今野先生、素敵なエピソードをありがとうございます。凄い事をさりげなくおっしゃっていて、達人だから出てくる言葉ですね!美しさや技術だけではない精神の素晴らしさが、私達を感動させてくれるダンスを毎回披露してくれるんだと改めて感動しました。そして、いつも何か特別な事をしなくてはいけない、見つけなければいけないと頭で考え過ぎて大切な事が見えなくなりがちですが、ただ普通に生きることの達人でありたい!胸にすとんと落ちました(^-^)
今野先生、素敵なエピソードをありがとうございます。凄い事をさりげなくおっしゃっていて、達人だから出てくる言葉ですね!美しさや技術だけではない精神の素晴らしさが、私達を感動させてくれるダンスを毎回披露してくれるんだと改めて感動しました。そして、いつも何か特別な事をしなくてはいけない、見つけなければいけないと頭で考え過ぎて大切な事が見えなくなりがちですが、ただ普通に生きることの達人でありたい!胸にすとんと落ちました(^-^)
asakoさま
コメント有り難うございます。
>いつも何か特別な事をしなくてはいけない、見つけなければいけないと頭で考え過ぎて大切な事が見えなくなりがちです
そうですね 毎日の普通が大事です。そして積み重なると大きな特別になっていることもありますね。
そろそろasaちゃんの顔が見たくなってきました。